山手見晴らし公園愛護会:「サポートグループ大石」結成までの歩み  

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わくわくワーク大石
障害者社会復帰支援担当:鈴木崇敬
画像 昨年平成18年10月、「障害者自立支援法」が国会で可決成立したのを受け本年平成19年4月より新法が施行されました。それに合わせて私共大石クリニックでも就労支援施設「わくわくワーク大石」を設立しました。私も社会復帰支援担当として患者さんの一日も早い社会復帰を願って決意を新たにし行動を開始しました。その為の最初の課題は、社会復帰の為の体力作りとメンタル面の回復であり、その為の訓練であると考えました。その具体化の一環としてこの6月、泉区に60坪の農地を借り農園作業を開始し今日まで継続しております。
 更に、患者として又大石クリニックとして市民の皆さんの為に何が出来るかの検討を続けました。私自身が過去31年間公園管理の仕事をしていた経験がありますので、それを活かして公園管理に関連した仕事はどうかと就労支援スタッフや大石院長と検討を続けました。その結果、街区公園の愛護会の仕事を頂けないかという構想に至りました。大石クリニックは中区で開業しており、又患者さん達も中区および近隣の方々にご迷惑をおかけしているケースが多い事に鑑み、中区内の公園を検討することにしました。                      この7月から行政側との折衝を開始し、8月7日(金)に、山手見晴らし公園(平坦地のみ)の提案を頂きました。それに応じて、9月14日(金)に初めて予行練習として同公園での作業を行いました(参加者5名)。以後、毎週金曜日を作業日と定め継続しております。今日に至る経過の中で、11月13日、県指定就労支援施設「わくわくワーク大石」における支援事業の一環としての「山手見晴らし公園愛護会:サポートグループ大石」を結成する事ができました。
 以上の経過を経て、依存症からの回復、自立を目指す私達の目標への道がまた一つ開けた事を報告できる運びとなりました。
 
 今後、農園作業その他の就労支援プログラムも含めながら、参加メンバーの声もこの「大石だより」を通してお伝えして行きたいと思います。