断酒1年を迎える事が出来ました 大石CL外来通院

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断酒1年を迎える事が出来ました

私のお酒は14年程前にはじまりました。そしていつしか、お酒に対するコントロールを失いました。今日こそ・・・、お酒を止めよう、止めなければと考えるのですが、その数時間後にはお酒を手に取り、ひどく酔っ払っていました。歩けないほどに。

6回のアルコール性てんかん、その都度、救急車、2回の入院、うち1回はひざの粉砕骨折と4ヶ所の骨折。しかし、その時は事故死しませんでした。

私は、それでも、再び酔っ払いました。アルコールは自分ひとりの力ではもうコントロールが出来ませんでした。そんな時、2012年11月に大石クリニックに受診する機会に恵まれました。私にとっては幸運でした。

そして私は、アルコールを止める事が出来、1年が経ちます。私の場合、大石クリニックを受診した日を境にアルコールは飲んでいません。現在は仕事に就いています。アルコールを止めたことで仕事を再開する事も出来ました。

クリニックではアルコールを止める為の様々な教育プログラムを受ける事が出来ました。診察では、私の話に耳を傾けてもらい、都度、適切なアドバイスを受ける事が出来ました。
その中でも、私にとって最も助かったのは、クリニックには外来治療の他に、デイケアの治療があったことでした。公的扶助を利用することで自己負担も少ないのでとても利用しやすいものでした。

デイケアでは、午前、午後、2回の充実した治療プログラムを受けられました。又、クリニックで用意してくれる食事。それまで酒浸りで栄養の摂れていなかった私にとってこれは助かりました。負担の少ない作業から始められる社会復帰訓練も利用しました。

様々な相談を受けてくれる担当スタッフさん、アルコール依存症から見事に回復したリカバリースタッフさんにも助けて頂きました。こうしてデイケアでの治療を経て社会に復帰する事が出来ました。

現在ではアルコールを止めて、正確には止められて、本当に良かったと思います。しらふで生きる気持ちの良さ、楽さは今、自分にとってはとても心地が良いです。何より自分が本当に楽になりました。生きることが楽になりました。

平成25年12月18日