収監者との文通 Cさんからの文通

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収監者との文通

Cさんからの文通

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当掲示板:投稿No.555 参照
 
Cさんからの手紙

大石クリニック相談員 鈴木達也様
前略
  先日は警察署の留置場へ面会に来て頂き、文通パンフレットを差し入れてくれまして、大変有難うございました。内容はよく分かりました。
 私は、今回も性的依存症を抑える事が出来ず、再度犯罪を犯すことになってしまいました。反省したつもりでしたが、通院を怠らず大石クリニックへ通っていたならば、今回は犯罪をしなかったかも知れないと自分で思いました。
 間違いなく、今回も刑務所に行ってしまう事になると思うのですが、身から出た錆なので当然でしょう。そこで、今回の刑を務め終えて再度繰り返さない為に、きちんと通院したいと考えています。いや、絶対に通院します。
 本当に、この辺で犯罪を卒業しないと、私の父親もかなりの年を行きまして、生活を子供の私が支えて行く立場でもありますし、何かと色々な迷惑を掛けています。
 それより、何と言っても被害者の女性の人が一番かわいそうだということに気づいて、もし仮に私が逆の立場で、そのような行為をされた時を考えたら、自分はどうするのか? 警察へ訴えるのか?なかなか立場を逆にして考えるの事は難しいと思うが、いずれにせよ、良くは決して思えないと思います。
 何度も懲役を繰り返しても仕方がありません。今までの反省とは、反省したとは言っても、軽はずみの反省だったのであろうか? 単なる言葉のみだけであったのだろうか?
 今度こそはと思いましたが、それも願い叶わなかった。どうしたら、犯罪をせず、一般の正しい人達と同様に出来るのだろうか? 考えるだけで、余計分からなくなる。今そんな気持ちが強く、留置場で考えています。
 早く、正しい人間へ、更生し、反省し、償いをして行く様にと、色々な角度から考えて、良いアドバイスを取り入れて行こうと思っています。
 申し遅れましたが、院長先生には、再度通院させて頂きますので、よろしくとお伝え下さい。
草々
平成23年5月9日
○○警察署内留置場にて C 

Date: 2011/05/13/12:48:49 No.648

Re:収監者との文通

Cさんへの返書

C 様
前略
  こんにちは、先日面会させて頂いた大石クリニックの鈴木です。その節は失礼しました。早速、趣旨を御理解頂きお手紙をお送り下さり有難うございました。大変嬉しく拝読しました。
お手紙の中で、『・・・通院を怠らず、大石クリニックに通っていたならば今回は犯罪をしなかったかも知れないと自分で思いました。・・・そこで今回の刑を務め終えて、再度繰り返さないために、きちんと通院したいと考えています。いや絶対に通院します』と書かれています。今のこの気持ちを忘れずに、出所の日に大石に直行して頂ければと思います。そしてその為にも出所までこの文通を続けて頂ければと思います。
 今、大石クリニックでは週に1回、夜の時間帯に2種類の性ミーテイングを行っております。通院を開始しての第一段階として「マトリックスミーテイング」というプログラムを導入しております。これは、テキストを使いながら、性犯罪を含む問題行動を起こさない為の日常生活を考え、実行するプログラムです。即ち、問題行動を起こさない平穏な日常生活を送る訓練のための治療プログラムです。全12セッション・約3ヶ月のプログラムなのですが、これを卒業してから第二段階としてのテーマミーテイングへと進みます。テーマミーテイングとはCさんも以前大石で体験されている仲間どうしで体験談を語り合うミーテイングです。
 この様に、大石クリニックでは、一人でも多くの性依存の患者様が問題行動から離れ職場復帰、社会復帰できるよう支援し、治療法の改善を進めております。
 Cさんも一日も早く通院できるよう、当面の務めを全うしつつ、この文通を続けて頂けるよう心から期待しています。
 蒸し暑い梅雨の季節を迎えようとしております。どうかお身体には十分ご注意下さい。今日はこの辺で失礼します。
                       草々
          平成23年5月13日
         大石クリニック相談員 鈴木達也
追伸:頂いたお手紙と、この返書を大石HP内の掲示版「あおいくまの部屋」に匿名公開させて頂きましたので、そのコピーを同封します。ご自分の文章でも公開を前提にして読むと、より客観的に自己を見つめられると思います。

Date: 2011/05/13/13:08:41 No.649