50回のミーテイングを経て : 大石外来通院 ○○ ○雄

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  長い人生を常に、ギャンブルとの係わりをもって生きていくのか。
社会人となり、サラリーマン生活でも4月になると昇給、進級と1年でもっとも大きな節目となる。
過酷な辞令が待ち構えている。
  同期入社、あるいは同僚との比較のなか、喜びもあれば精神的ダメージも計り知れない。
アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存症、こんな言葉は自分自身をコ ントロール出来ない、だらしない人間 のすることで無縁の言葉と信じていた。
 大石クリニックで診察、治療を受けることになったのは借金の発覚から。それも一度ならず、二度、三度と。その 都度、妻が返済処理を行ってきた。
 今回、借金もエスカレートしていき小遣いの範囲で処理出来ない額まで膨れ上がってしまった。先生との診察、  面談の中で、ギャンブル依存症は根が深く、治療に時間がかかる。ミーテイングも50回くらい必要と診断された。  1回/週のペースでも1年かかる。あくまでも本人の自覚次第だと思い、受け入れることができなかったが、取りあ  えずミーテイングに参加することになった。
  驚くことに、参加者も10人から多い時には20人を超える時もあった。皆おなじくギャンブルで借金をし家族との信用、信頼を失い、離婚や離職、破産といった世の中の三面記事そのものの構図を描いていた。なぜ人前で自分の恥知らずを言わなければならないのか、これが治療に役立つのかと思いつつ、当時は家族との信頼回復ため、義務的に通院していた。
  通院回数が増えるにつれ、過去の過ちに対する反省と、自身の偽りの人生を送って来た気持ちの整理が客観的に出来るように変化が現れ始めた。
  何故ギャンブルにハマッテ借金を重ねてきたのか?振り返って見ると、
予定外の行事や自分の見栄っ張りで、多少なりとも多くの小遣いが欲しい。そこでもともとギャンブル好きの気  持ちからスタートし、小遣いの範囲を越えサラ金から融資 (自分の貯金であると錯覚) を受けるようになると月々  の返済に追われるようになり、更にギャンブルに熱が入り、生活の中までウソの上乗せが続くようになった。
自身の気持ちとしては、経済観念や社会生活では人に勝るとも劣らないと自負してきたと思うが、ことギャンブルとなると良識ある判断が出来なくなり、無軌道に行動してきたと反省する今日この頃である。家族との信頼回 復が一番の良薬であると思う。
   最後に、大石に1年余りの通院であったが、ここまでの心境の変化をもたらしてくれた院長先生、スタッフ、そし  て同じ境遇にいる仲間達に改めて感謝したい。
     ≪写真は、大石第一ビル入り口のXマスツリー≫