「断酒19年を迎えて」 大石CL外来通院・北原雅一  仮名

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  33歳の時。私はアルコールが原因でホームレスと化していました。そのドン底生活からの転機となったのは更生施設への入所と大石クリニックへの受診でした。以後アルコール依存症は断酒で回復できる病気と知り、大石への通院をを続けて断酒を継続しました。
 そして、4年後の37歳の時に職に就き、また結婚もすることができて、断酒で回復できる病気であることを実感しました。その後一度転職しましたが、仕事と断酒を両立させる生活を続けて今日に至っています。この間には、社長と折り合いが悪くなり退職と生活保護の申請を考えた事もありましたが、冷静に考えて社長に謝罪し生活の危機を乗り切った事もありました。又、裁判で借金を決済したり、1年ほど社長として自分で会社を経営したり、色々と人生の山・谷がありましたが、それを乗り越えて来れたのも断酒と素面の生活のお蔭と感謝しております。
  今、この19年を振り返るよと、本当に、治療を受け断酒して良かったとの思いで一杯です。断酒がホームレスだった私を一般の人と変わらない生活へと導きました。その道へと私を導いて下さった大石院長先生をはじめとするスタッフの皆さん、私を支えてくれた同病の仲間の皆さんに心から感謝します。
私を支えて下さった全ての皆さんに感謝の想いを込めて
                  平成24年6月22日  北原雅一