デイオーエム・ぶどう狩り

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鶴巻温泉葡萄狩り 
台風一過の9月8日、空はむせ返るような快晴に恵まれた。鶴巻温泉での葡萄狩りは今回で2度目で、新しいオーエム会員も顔を揃えた。9時30分、今回の新しい試みとして参加者各自に交通費が手渡された。アルコールによる障害を持つ会員が昔の感覚ですんなりと切符を買えるかな?という危惧は杞憂に終わった。地下鉄からJRへの乗り換えもスムーズだった。会員一人一人が切符を自分で買えたという自信で顔を輝かせていた。地下鉄やJRの中でも、全員に配られたお茶やコーラ、アメ玉を口に入れながら話に花が咲いた。
鶴巻温泉に到着したのは11時30分。9台のタクシーに分乗して宇佐美園へと向かう。私は2度目の来訪なので大体の道筋は覚えていたが、それでも記憶には老いを隠せない。    宇佐美園に到着するや早々に葡萄園へと案内され、そこで昼食となった。葡萄の木の下で腰を下ろして幕の内弁当に舌鼓をうつ。豊かに実った巨峰を目に映しながら、葡萄の葉の間に見え隠れする青空に私だけの夢が広がった。その小さな青空に職員の一人がカメラを向けシャッターを切る姿が印象的だった。刈取った巨峰1kgずつがオーエム会からの心ずくしとして会員へのお土産となる。皆、慎重にハサミを入れている。                      2年前に初めて宇佐美園への葡萄狩りに来た時に吠えていた犬もかなりの成犬になっていた。帰りのタクシーを待つ間に檻の中に手を入れてみると犬の温もりが伝わって来た。
帰路は鶴巻温泉駅で解散。温泉へ行く者も数人いたようだが、各自1kgの葡萄を大事そうに手に持って駅の中に消えて行った。
画像デイ オーエム : K・H