出所したDさんよりAさんへの手紙

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出所したDさんよりAさんへの手紙

DさんよりAさんへの手紙

これまで当院との文通を続けて来たDさんが出所され、Bさんの手紙(当掲示板投稿No.723)への返書を寄せられました。
                            大石CL 鈴木

前略
 Aさんこんにちは、御無沙汰しております。2月28日満期での出所となりましたが、無事に出所することができました。3月2日に父親と早速大石クリニックに行き院長先生とお会いし今後の治療方法を話し合い、そして鈴木先生ともお会いしました。お二人ともとても話しやすい方で、大石クリニックを知る事が出来て本当に良かったと思っています。
鈴木先生とAさんの事を話し、そしてAさんから私宛に手紙が来ている事を言われ、家に帰って早速拝読させて頂きました。ホームページ作成の勉強や、週2回の仕事をしている事を知って、さすがAさん頑張っているなと思いました。私の方は未だ出所したばかりなので、今はまだ父親に甘えてしまっていますが、今後は大石クリニックで本格的に治療を続けて行き、いずれは自立して行こうと思っています。父親からも、焦らず、ゆっくり、その病気を治し、社会復帰して行けばいいからと言ってもらい、本当に父親には感謝しております。
以前の手紙に書かせて頂きましたが、今回の懲役生活は人間関係で一番辛かった懲役生活でした。同囚から嫌がらせを受け、事件の内容によって冷やかされた事もありました。でも、ここで負けたらここよりももっと厳しい娑婆での生活で負けてしまうと、そして力を貸して下さっている全ての人を裏切る事になると思い堪えて生活しました。今回の懲役生活本当に辛かったですが、3回目のこの懲役生活で、人は人に支えられて生きているとの思い、そして感謝の気持ちを今まで以上に持つ事が出来、我慢する事を覚え、本当に沢山の事を学び得たと思います。
頂いたお手紙に、5回も懲役に行き刑務所はもういいやと思っていますと書かれていましたが、私ももう刑務所には行きたくありません。外での生活厳しいですが、お互い体に気をつけ、刑務所で学び得た事を忘れず、頑張って乗り切りましょう。懲役生活中にAさんから頂いた励ましのお言葉は一生忘れません。頂いたお手紙に、いつでも困った事があったら聞いて下さいと書かれておりましたが、嬉しかったです。私も力になれるか分かりませんが、困った事があったら遠慮しないで聞いて下さい。Aさん、有り難うございました。
お身体ご自愛下さい。では失礼いたします。
                     草々
               平成24年3月3日 D

Date: 2012/03/06/20:47:33 No.732