断酒3年を迎えて 大石CL外来通院・村山京子(仮名)

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断酒3年を迎えて 大石CL外来通院・村山京子(仮名)
  断酒をして3年が過ぎました。本当に長い3年間でした。長いと感じるのは、断酒をして季節を感じることができるからかなぁと思います。飲んでいる頃は、季節ごとに咲く花、風、空の色、雲の形など、どうでも良かったような気がします。あの頃の私にとって一番大切なものはお酒だったからです。
 本当にあの頃は、一杯のお酒が身体の中に入り、、フッと気持ちがほぐれて行くような、すべてのことが良い感じになるような、幸せな時間でした。3年たった今、お酒のない、おだやかな生活があります。
 お酒のことばかり考えることもなくなりました。しかし、時々飲んでいた頃を思い出し、家族にどうしようもないくらい申し訳ない気持ちになります。だからと言って今さら何もできないのですが。大石クリニックにつながる前の私なら、そんな気持ちを打ち消すためお酒を飲んでいたと思います。そんな私は今はいません。やはり、それは病院、断酒会につながり、色々な人との出会いの中で支えられているせいかなぁと思います。
 一杯のお酒を飲めば、あの地獄のような日々に戻ってしまいます。あの日々に戻らないために、これからも一日断酒で頑張っていきたいと思います。