母の想い
- 2007.12.07
- 体験談-アルコール依存症 依存症体験談
10年前から息子が大石クリニックでお世話になっています。平成7年2月に夫を病気で失った直後の5月、アルコールに溺れた息子が失業し、経済的に破綻し、健康を害し、嫁に別居を言い渡されて私の所に同居しました。息子は衣食住の全てを私に頼りつつ、 その上、朝、昼、晩とお酒を飲み続ける人間へとなり果てていました。
保健所を経由して大石クリニックに相談に行った私を迎えた院長先生は私の話を長時間に渡って黙って聴いて下さり、最後に一言「先ず、お母さんが楽になりましょうね。家族教室に参加してみませんか」とおっしゃって下さいました.。その時の私の想いは「ああ、この先生が私を救って下さるんだ」でした。 ー ー ー その想いは今現実のものとなっています 院長先生や主治医の副院長先生、スタッフの皆様のお蔭様で、息子はあれから10年、一滴のお酒も飲んでおらず、健康も回復し、職にも就かさせて頂いて、今名古屋で暮らしている私から遠く離れて自立した生活を送っています。10年前のあの日々を思い起こすと本当に「悪夢を見ていたのかな」とさえ思える昨今です。でも、決して悪い夢ではなく過去の事実でした。だとすれば、アルコール依存症は専門治療と断酒仲間との絆の中で回復できる病気だという事、それも夢ではない真実だと思います。 今の私の世の人々への率直な想いーそれは「お酒の問題が生じたら迷わず大石へ」です。
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