大石クリニック デイオーエムに通院して
- 2007.12.07
- 体験談-アルコール依存症 依存症体験談
なかなか止まらなかった酒が私の右腕から消えた。自分にしか見えないハイヤーパワー(不思議な力)の為せる業(わざ)か?今もって不可解な現象だが、この力を信じないわけにはいかない。クリニックの先生による断酒への方向付けが私に与えてくれた一筋の光!それが今も心の中に生きている。私を力づけてくれる仲間の話、意外な人の意外な顔、みんな真剣だ。この顔がみえるようになるまでの8年の歳月が私の体の中に沁みこんでいる。自分は役立たずだとの思いに囚われながらただただアルコールのホロ酔いの中に身を置き続けた日々が過ぎていった。そんな役立たずがクリニック、AAの中で生きてきた。そして今、季節の変化、香りに生きている自分を感じ、生きていくことを選んだ自分を感じている。そのことに気づかさせてくれた友の死や様々な光景が57歳の私の背中にのしかかっている。重くなったこの現実、軽くはない不思議な過去、それによって自分だけが知っているアルコールの本当の姿を一人でも多くの人に聴いてもらいたいと今日もミーティング会場に足を運んでいる。(K・H)
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