表彰状;大山桂子(仮名)殿

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大山桂子殿(仮名)
 あなたは日々努力を重ね、
その結果1年間の断酒を達成
しましたので、ここに表彰致します。
 
 平成23年6月30日
     大石クリニック
       副院長 大石裕代 印
 <副院長メッセージ>
       今後も続けて下さい
<本人の体験談;表彰状裏面>
 
 私が大石クリニック通院を始めて1年が経ちました。1年前私は、お酒なんて気持ちの問題、止めようと思えば止めれるのに、なのになんで病院へ来なければいけないの?と思っていました。
 初めて受診した時、あなたはアルコール依存症です、病気なんですよと言われて、ホッとした気持ちと、一緒に来てくれた主人に申し訳ない気持ちと、先生と主人が私のことをダメだと言っているように思えて、いろいろな思いがかえってストレスになり、それを忘れるために帰ってからお酒を飲んでしまいました。
 それから1,2週間経ち、初めて院内ミーテイングに参加し、いつもおかしいのではないかという私の思いや考え方と同じような思い、考え方の方がいて、私は一人じゃないんだ、私、生きていていいんだとすごく救われた思いがしました。
 ミーテイングに毎週参加する中で 「私は暗くていつも後ろ向きでダメなんです」 と言った時、ワーカーさんから 「あなたはダメじゃないですよ。病気から回復しようとしているじゃないですか。前を向いて歩いていますよ」 と言ってもらった時、すごく嬉しかったです。そのころからでしょうか、抗酒剤も飲み始め、私はもうお酒は飲まない、病気から回復したいと思うようになりました。
 今私は、病院、断酒会、抗酒剤の力を借りてお酒のない生活を続けています。この病気は、本当に恐ろしいなあと思います。ストレスを感じた時、疲れた時、私の脳がお酒を飲むと気分が良くなることを覚えていて飲酒欲求が来ます。そのたび、私が回復していくことを喜んでくれる人たちの顔を思い出し、ダメだ飲まないぞと思います。もう一生お酒を飲まないぞなんて誓えないけれど、一日断酒を続け、頑張っていきたいと思います。