Nさんとの文通

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Nさんとの文通

大石クリニック

<投稿No.555 「大石クリニックより」からお読み下さい↓>

★性犯罪により留置中のNさんからの手紙(誓約書)

誓約書
 私は現在留置中ですが、(釈放・出所後)は必ず週1回大石クリニックの性依存症治療を受けます。その経過・結果は弁護士の先生には3ヵ月毎、母、父、家族へは毎週毎に報告します。
 被害者の方が希望されるなら、クリニックから出して頂いた通院証明書を示し、又、治療経過の報告も行います。
 服役することになった場合には、クリニックを経由してのホームページでの交換の手紙を必ず書き、反省の気持ちを持ち続け、出所するまで頑張ります。そして、出所後は週1回は必ず治療を受けます。

                      平成22年8月31日   N

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★Nさんへの返書

前略
こんにちは、大石クリニック相談員の鈴木です。
 現在、警察署に留置中とのことで、事件の原因となった性依存症の治療と回復に向けての誓約書を拝見しました。是非、誓約書に書かれた道を歩まれるよう心から期待しております。
 性依存症との病名に衝撃を受けられたかも知れませんが、決してご自分を責めたり、自己嫌悪感を抱かないようお願いしたいと思います。
 事件への反省や更生は勿論必要ですが、病名による自己嫌悪や劣等感などは不要かつ有害と考えるべきでしょう。なぜなら、依存症と『症』の字が付けられているように、性依存症は病気、即ち他の様々な病気と同様に誰がかかってもおかしくない病気だからです。病気に対して恥辱感や劣等感を抱く必要はありませんよね。
 そういう感情の代わりに治療と回復への意欲と意志を持ち、その為の行動に最初の一歩(先ずは当院との文通)を踏み出して頂ければと思います。
 回復への道が貴殿の眼前に開かれています。その道の存在を事実で示しているのが大石クリニックに通院している同病の仲間達です。いずれ大石通院が可能になった暁には院内ミーテイング等の折に仲間の姿を見て、声を聴いて、ご自身の目と耳で回復可能な病気である事を確認して頂きたく思います。
 その日が来るまで、先ずは今可能な文通を始めましょう。当院との往復文通は匿名にて、当院ホームページ内の掲示板「あおいくまの部屋」で公開させて頂きたく思います。事件への反省の思いを忘れずに治療・回復への道を歩む貴殿の姿は、多くの同病の仲間や家族の心を大きく励ますことでしょう。
 今年の夏は暑く、長いようでもう少し残暑が続くようです。くれぐれもお体を大切にお過ごし下さい。またのお便りをお待ちしています。

                  平成22年9月8日
                   大石クリニック相談員 鈴木達也

Date: 2010/09/09/21:50:37 No.557

:Nさんからの手紙 (9/21受)

大石クリニック

Nさんからの手紙(9/21)

大石クリニック相談員 鈴木達也様
前略
 こんにちは。私はNといいます。現在留置中の為、大石クリニックに足を運ぶ事ができませんが、母に私の代わりに何度か足を運んでもらった中で私が性嗜好障害という病気ではないかと診断された事を聞かされました。
 正直、聞かされた時はビックリし、泣き出してしまいましたが、ある意味で安心しました。病気であるからには、何かしらの原因、そして治療方法があるはずと私は信じています。
 本当は今すぐにでも大石クリニックに足を運びたい気持ちでいます。そして医師の話を聞かせてもらったり、病院内ミーテイングに参加して私と同病で悩んでい方、苦しんでいる方との交流で何か糸口が見つかれば良いと考えています。
 これからよろしくお願い致します。

                     草々

Date: 2010/09/23/22:53:30 No.559