パチンコを止めて2年8ヶ月が過ぎました 大石CL外来通院:K・S
- 2012.08.01
- 体験談-ギャンブル依存症 依存症体験談 表彰状
平成21年11月18日、私は大石クリニックを受診しました。その前月、パチンコで作った200万の借金を妻に打ち明けられないまま、「もう2度と家には帰らない」との書き置きと離婚届を残して家を出ました。5日間ビジネスホテルなどを泊り歩き、もうダメだ !! と絶望的気分にも陥ったのですが、義弟の仲介で家に戻り、妻と落ち着いて話し合う場を持つ事が出来ました。私が自分はパチンコ依存症かも知れないので専門の病院で治療を受けたいと話すと、妻が電話で保健所に相談して大石クリニックを紹介されたのが受診までの経過でした。
大石クリニックに通院して、主治医のカウンセリングや共に治療と回復の道を歩む仲間とのミ^テイングに参加する中で、パチンコ依存症は一人では止められない病気である事や、一度スリップ(再度のパチンコ)をすると又止められなくなる事を学び、その怖さをキモに銘じて何とか我慢の断パチンコを始めました。我慢を続けるのは辛かったのですが、本当に辛かったのは最初の半年ぐらいだったと思います。月日、そして年月が過ぎる内に最初の辛さは徐々に和らぎ、楽にパチンコをしない日々を過ごせるようになりました。昨年の秋から今年の春にかけて他の病気治療の為に大石通院を中断した時期がありましたが、それでもパチンコに手を出さずに過ごす事が出来、以前の自分と比べると我ながら信じられない思いがしています。
過去において、パチンコでサラ金から百万単位の借金をしてしまい、妻や娘に大変な心配と迷惑をかけてしまった事を考えると、もう2度とあの家族ぐるみの地獄を繰り返したくないし、又、繰り返してはならないと心底から肝に銘じている昨今です。その為にも通院治療を続けて回復の道を歩み続けたいと思いますので、院長先生、スタッフの皆さん、そして、同じ道を歩む仲間の皆さん、今後ともよろしくお願い致します。
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