認知行動療法 大石CL相談員・鈴木達也

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この寄稿文は、慶應義塾大学より御了承を頂き、当ブログ、及び横浜断酒新生会機関誌「かたらい」No,49に同時掲載するものです。
「認知行動療法」
  <神奈川県酒害相談員一般研修会:2/25に向けて >        
   大石CL相談員/横断・神奈川支部 鈴木達也
画像 この数年、断酒会の研修会等で 「認知行動療法」 をテーマとした講演を聴く機会が増えています。10年以上前から、久里浜アルコール症センターの再飲酒防止プログラムに導入され実践されて来たのですが、この間にこの療法の有効性が広く認識されるようになり、アルコール学会の会合等でもこの話題で持ち切りだそうです。それが断酒会の研修会で登壇される先生方の講演テーマにも反映しているのではないかと思います。
 (↑写真:昨年4月
   慶應義塾大学構内にて撮影)   
    <ここで話は若干カーブしますが、
        また認知行動療法の話に戻って来ます>
昨年の4月中旬、私の公休日の事でした。午後からフラリと散歩に出掛けました。私は東急東横線の日吉に住んでいるのですが、日吉駅の改札を出て 「右向けー右 !!」 をするだけで、そこはもう、かの慶応義塾大学日吉キャンパスの正門前と相成ります。このキャンパス:入り口に守衛室はありますが、学外の一般の人々もフリーパスで自由に出入り出来ます。身分証明の提示も氏名の記入も必要ありません。日吉の住民が自宅と日吉駅の間を往復するのにキャンパス内を自由に通り抜けられます。入るには (入学するには) 早稲田大学と双璧を成す日本最難関の私学なのですが、敷地内に入るのは実に簡単で(??)、私みたいな超凡人でもスーイ・スイと入れるんです。そんなわけで、このキャンパスは私の格好の散歩コースとなっています。私にとっては緑地公園であると同時に、青春の息吹に触れながら若さのエキス(心の若さだけでも)を頂いちゃう場所といった感がしています。前述の公休日の散歩コースもその慶応日吉キャンパスでした。
< ここから再び 「認知行動療法」 の話に戻ります>
キャンパス内をブラブラと歩いていた私の目に意外な物が飛び込んできました。それは数ヶ所の掲示板に貼られていた学生相談室のポスターで 「落ち込む前に、落ち込まない ? !」 と大書きされていました。その下には、 「落ち込む前に、悲観的な思いを変える為に、認知行動療法を参考にしながらカウンセラーと共に考えてみましょう」 といった研修内容の説明文が書かれていました。そのポスターを見て、
「ウーン!!、認知行動療法は、
   アルコール病棟の垣根を乗り越えて、
           ここまで広がっているのか !!」
との言葉というか、唸りのようなものが自分の耳、頭、心に鳴り響いたような感がしました。認知行動療法に羽が生えて久里浜病院から大学の学生相談室にまで広がっており、又、世界的にも大きな広がりを見せているという事は、それだけ断酒継続も含めての心の健康全体に大きな効能を持っているからなのでしょうね。以前、横断一般研修会である先生が 「この療法のマニュアル書や、カウンセリングのチェックシートなどが市販されているので、認知行動療法はちょっとだけ勉強すれば誰でも、家庭内でも実行できます」 と仰っていましたが、興味のある方、必要性を感じる方、まずは勉強してみてはいかがでしょうか?
 その勉強の第一歩をご紹介します。
      =神奈川県酒害相談員一般研修会=
      ★ 日時 : 平成23年2月25日(金) 
                    Pm7:00~9:00
      ★ 会場 : 横浜・神奈川区総合庁舎
                    本館2階 大会議室
        TEL : 045-411-7171
会場地図 http://www.city.yokohama.lg.jp/kanagawa/access.html
      ★ 講師 : 医療法人社団祐和会 大石クリニック
                    細谷 陽(あきら) 看護師
      ★演題 : 「知って得する認知行動療法」
              ~様々な場面で活用してみよう~
 
◎ パワーポイントとレジメを使用しての 実践的で分かり易い講演です。
  
◎ 入場無料・予約不要 !!
どなたでも参加できる一般市民研修会ですので、              
    どうぞ、お気軽にご来場下さい。
◎ 詳細についてのお問い合わせは、
   045-262-2741 
     大石CL デイ・オーエム 鈴木まで