//講演:『知って得する認知行動療法』//を聴いて デイ・オーエム:山内徳市

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 平成23年2月25日、PM7時より、横浜・神奈川区総合庁舎にて「県酒害相談員一般研修会」という市民研修会が開催され、私も参加して来ました。講演の講師をされたのは、大石クリニックでの私の担当看護師である細谷陽(あきら)看護師で、解り易いお話を有り難く拝聴させて頂きました。
 細谷看護師は大石初の男性看護師で、勤続は3~4年でしょうか。若い看護師ながら、スライド画面を交えての解り易いお話には惹き込まれるものが有りました。この3~4年前から 「認知行動療法」という言葉は幾度となく耳にしてはいましたが、正直言って私にはピンと来なかったし、認知行動療法って何じゃいな?と思っていました。
ところが、スライド画面とそれに対応した説明プリント、しかも話上手ときて、何か15年~20年のキャリアを持つ先生のお話をお聴きした様な理解と感動を覚えました。
 内戦やクーデターの絶えない諸国では、不況の影響下で覚醒剤やギャンブル等が社会の広範囲に横行、蔓延しているそうですが、日本でも他国事ではありません。特に、定年退職された方々がお酒に捕まるケースが急増しているそうです。もちろん若年層の問題飲酒が増加しているのも確かです。因みに、日本ではアルコール問題を持つ人達が230万人と言われています。其の内の約80万人が完全にアルコール依存症だそうです。その80万人の内、治療に繋がっているのは5万人で、その中の1万人が自助グループ(AA、断酒会等)に参加していると言われています。お酒を止めようと頭で考えるだけでは中々断酒、回復できず、自助グループへの参加と認知行動療法が、断酒・回復率を上昇させる為に、現時点で最良、最適と言われています。
 そんな認知行動療法を活用する第一歩を考える時、会場で細谷陽看護師から頂いた資料に大きな力があると思います。資料は三つの章に分けられており、全体として33コマから構成されていますが、その一コマ・一コマが解り易く詳細に書かれています。
  《↓認知行動・道、 歩けば希望が 見えてくる !!》 
画像依存症は否認の病気と言われています。先ずは自分が依存症という病気にかかっていると認めない限り、前には進めないし、大きな回復も有り得ません。その為に、先ずは素直に、謙虚になる事が不可欠である事が本当に大事であると、細谷陽看護師のお話から、「成るほど、成るほど」との思いで学び、私自身も頂いた資料を手に認知行動療法を実践しようと決意した次第です。細谷陽先生、本当に有難うございました。
最後に、
各種依存症とそれに由来する様々な問題にお悩みの皆さん、ご家族の皆さんへ!!
横浜市営地下鉄「阪東橋」駅・3A出口より0分の所に大石クリニックがあります。一度お寄り頂ければ私も一患者として一層の幸せに存じ増す。