当院・大石裕代副院長の講演に超満員の113名が集う !!

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 当ブログ9/16付でお知らせした県酒害相談員一般研修会が本日(10/21)開催され、当院の大石裕代副院長が「アルコール依存症者の家族と関わって」と題して、約1時間の講演を行いました。
 会場の旭区公会堂には、旭・瀬谷両区の行政関係者、横浜断酒新生会その他の断酒会員・家族、AAの方々、一般市民・・・等々、会場に入り切れないほどの113名≪この研修会では過去最高と思われる≫の参加者が集い、大石副院長の講演に熱心に耳を傾けました。
 講演では、三つの事例をあげながら、この病気への家族の対応の正しいありかたについて話されましたが、結論的には、次の事が印象深く心に残りました。
◎:半世紀前までは、「夫をアル中にする妻」のタイプが論じられていたが、研究が進む中で今日では、そのタイプとは依存症者である夫との長期に亘る共同生活でのストレスの堆積によって作られたものであり、決して妻の先天的な性格ではないとされている。つまり、本人の依存症と、妻の共依存の治療によって妻の「タイプ」も改善できる。
◎:その前提として大事なのは、悪いのは依存症者その人ではなく依存症という病気なのだという認識をもつことであり、病気への対応つまり治療が大事なのだということ。