旭区アルコール家族教室に参加して
- 2009.12.25
- インタビュー 体験談-アルコール依存症 依存症体験談
大石クリニックより
去る平成21年12月1日、旭区市民活動支援センター「みなくる」にて開催された旭区福祉保健センター主催のアルコール家族教室で当院の大石裕代副院長が「アルコール依存症と家族のセルフケア」とのテーマで講演を行いました。
このほど同教室に参加された当院家族教室の参加者である清水ハル子さんからご自分の体験談をまじえての一文が寄せられましたのでご紹介します。
≪寄稿≫:清水ハル子
12月1日、旭区の家族会に参加させて頂きました。テーマは「アルコール依存症と家族のセルフケア」で、講師は大石裕代先生。
私は先生のお話を聴きながら、8年前の事を思い出していました。それは息子の酒の飲み方が変になってきたことです。いろいろ考えた末、保健所に行ってみました。職員さんに話を聞いて頂き、大石クリニックを紹介して頂きました。
わらをも掴む思いで病院に行き、先生に話を聴いてもらい、アルコール依存症と診断され、病気である事を知らされました。先生より、まずお母さんが家族会に来てなさい。息子さんが病院につながる迄病気についての勉強をしていなさいと云うことでした。そして、この病気一生の病気~でも断酒を続ければ回復もすることも知りました。
そんな中で息子は再飲酒をくりかえし底つきする迄飲み続け、4年前にやっと断酒をする決心をしました。そして今は健康な身体になり、大石クリニック(株・わくわく大石)で介護ヘルパーとして働き1年半になります。私は本当にこの病気の怖さを身を持って知り、回復も断酒以外に無いと思います。
私は毎週できる限り家族会に参加させて頂き、苦しみ、悲しみ、楽しみを分かちあっております。
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