沖 政代 大石クリニック看護師長が語る
- 2008.02.04
- インタビュー
酒害相談、リカバリーについて
昨年9月30日、横須賀市総合福祉会館にて開催された「第31回・県酒害相談員研修会」の第2分散会に助言者として参加した当院の沖政代看護師長が「酒害相談」と「リカバリー」について発言しました。以下その要旨をご紹介します。
「凄く否認の強い患者さんがある日泣きながら電話をかけて来ました。仕事中でしたが電話を切るに切れずに1時間ほど話を聴いてあげました。後日来院したその患者さんが、聴いてくれるだけで良かったんだよと言って、それ以来ずっと断酒が続いています。何もアドバイスできなくても、聴いてあげるだけでも一つの力になるんだなと思います。
又、大石では回復しているアルコールの本人の方何人かにリカバリーとして仕事をしてもらっていますが、全然お酒を止める気のない患者さんでも、信じて話を聴いてくれるリカバリーさんに心を和ませています。そういう力を持った断酒会の皆さん、今後ともよろしくお願い致します 」
(「」内は、沖看護師長および神奈川県断酒連合会の同意を得て、同会機関誌「かながわ断酒」・第36号より転載しました)
-
前の記事
寿町脱出と息子との再会 大石クリニック・有償ボランテイア 2008.02.01
-
次の記事
デイ・オーエム、精神科デイケア合同作品展に参加 2008.02.07