1年を振り返って 大石CL外来通院:上ちゃん

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     上ちゃん殿
あなたは当院に通院され
て、断酒に務められ、1年
の断酒を達成されました。
その地道な努力に敬意を
表し、ここに表彰致します。
平成23年9月7日
 大石クリニック
 副院長 大石裕代 印
≪表彰状ウラ面≫
1年を振り返って  大石CL外来通院 上ちゃん      
 
アルコール依存症は、自分だけの意志では止められない病気なのだと分かりました。
前の病院で、断酒しても続く事がなく、何かしら理由をつけてはアルコールに走っていた自分がいました。心の中で次から断酒すれば良いのだと思う気持ちが多々ありました。
 そして、前の病院で「もう無理です。久里浜病院に入院することを勧めます」―更に―「入院しても治る保障はありません」と宣告されました。アルコール依存症の専門病院ではなかったというのもありますが、この病院では見放されたと思いました。
 「今度こそは断酒できますから」と一生懸命気持ちを伝えますが、「何回も裏切られているから、信用も期待も出来ない」と言われました。久里浜病院は自宅は遠いという事と、子供達の事も考え、自宅から通院出来る病院を探しました。そして、今現在お世話になっている『大石クリニック』を見つけました。
 紹介状を持って伺い、治療が始まりました。どんな話でも、悩みでも耳を傾けてアドバイスをして下さる先生と抗酒剤と女性ミーテイングに出会うことが出来ました。薬の副作用かどうか分かりませんが、頭痛と体の疲労が続きましたが、お酒を飲むという行動が私の中からなくなりました。
薬を飲んでお酒を飲むと「死ぬような苦しい思いをする」という薬の怖さと、先生や家族を裏切りたくない、前に戻りたくないという意思が強く有りました。
 断酒するに当って、同じ病気を持つ女性だけが集まる「女性ミーテイング」にも出会うことが出来ました。自分の事を話すのが苦手な私にとって最初は苦痛でした。勝手な想像ばかりが脳裏に焼きつきました。しかし、同性の方の話を聴いて行くにつれて共感して行きました。同じ様に頑張っている人がいるんだと知って、更に頑張って行こうと思いました。
 この1年を通して、ここまで来れたのは自分一人の力ではなく、先生、家族、女性ミーテイングの方達の支えがあって、今の自分がいるのだと改めて感謝しつつ、「ありがとう」に尽きません。引き続き、二年、三年・・・と「断酒」を頑張りたいと思います。                                                   
                                    平成23年9月7日