「マインドボデイ治療」:大石CL/リカバリー職員 鈴木達也

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昨日の日曜日、
 ネットで、あるお母さんの話を読みました。前にも読んだ話の続編です。
 このお母さん、アンネッテ・レクスロートというドイツの女性で、現在45歳。3人の子供のお母さんですが、今から10年前に乳癌の診断を受けました。それもリンパ節まで転移している進行癌で、治療の手を尽くしても余命は幾ばくもないだろうとの診断でした。
しかし、手術、放射線、化学療法と平行しての心の治療を続けながら、今も元気に、治療の体験の著述や講演で同病の患者さん達を励ます日々を送っています。特に、子供を持つお母さん患者を励ます財団法人を設立して活動を広げ、深めているとのことです。自分が罹った病気と正面から向き合って病魔と闘い、それによって同じ病気に苦しむ人々を励まして社会に貢献し、それがまた自分の闘病の力になっています。
そこに我々と病名は違っても、どこか断酒会活動に共通するものを感じ共感と感動を覚えました。 この9月1日にまた新著「癌からの生還ー私達にはチャンスがある」を出版するそうです。
断酒の誓い
= ≪断酒会の毎回の例会で、参加者全員で唱和する断酒の為の6項目の誓い≫
その6項目 一、「私たちは、断酒の歓びを酒害に悩む人達に伝えます」
ドイツのサイトですが、
写真から、癌との闘いと、健康で元気な生活を汲み取れると思います。
 http://www.rexrodtvonfircks.de/Zur-Person.html
 病名にたじろがず、必ず回復できるとの希望と信念に基づいて、心と身体の治療を平行して行う治療を「マインドボデイ治療」と言い、米ハーバード大学医学部のヘルベルト・ベンソン教授らによって開発されたそうです。
癌を抑えているこの治療法がアルコール依存症に応用され飲酒欲求をも抑えるなら、断酒率もグーンとUPすると思うのですが・・・