Aさんよりの返信:(2/22付)

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Aさんよりの返信:(2/22付)

管理人
2月24日、ギャンブル依存症関連の犯罪で拘置中のAさんからの返信が届きました。その全文(便箋6枚)をご紹介します。(投稿No.227参照)

前略
 鈴木さん、お手紙有難うございました。
私の方こそ至らぬ所多々あると思いますが、これからも御指導、ご指南の程よろしくお願いします。

 前回の手紙で書かせて頂いた『他人と関わる事』ですが、ご丁寧な回答有難うございました。
 ただ、私自身、何となく分かるような、分からない様な感じです。しかし『実際にギャンブルを止めている人』との関わりというのは良く分かります。確かに私自身そういう人達とは無縁でした。そういう人達との関わりが大切と言うのは良く分かります。そういう意味での『他人との関わり』なのですね。それ以外にも多々あることと思いますが・・・今の私にはまだ分かりません。これからよく考えて行こうと思います。
 過去を振り返り、考えてみると、バカラを止めていた時期も、なんでやっていなかったのか、なぜ店に行かなかったのか、自分自身よく思い出せません。
 止めていた頃を思い出すと、その頃の状況はまず、窃盗を犯して捕まり執行猶予の判決を受けた時期です。次に、仕事をしていた時期だったと思います。
実を言うと私自身、あまり仕事を長く続けた事がありません。まず、18~21歳頃まで同じ所でアルバイトをし、その後、雀荘、パチンコ店と27歳頃までやっていました。パチンコ店も度々店を変えています。それは働いていたお店が閉店したりしてしまった為です。そうなれば次の働く店を探すのに時間が掛かったりで働いていない時もありました。
 パチンコ店は早番、遅番とありましたので、仕事までの時間、または、終ってからパチンコ、パチスロをする毎日でした。そして夜になるとバカラに行くのが日常の生活パターンでした。仕事をしていない時でも朝からパチンコ、パチスロ、夜はバカラでした。
 そういう訳ですので、バカラを止めていた時期はパチンコ店で仕事を続けていた時期(パチンコはやっていましたが・・・)だと思います。この時は、そのお店も閉店する事なく続けていたのです。
 若しくは、前述したように執行猶予3年(懲役)1年)の判決を受けていたので次にまた捕まれば刑務所行きと思い自粛していたのかも知れません。
 どちらにせよ、それから1年足らずでバカラを始めてしまい、また嵌まる事になり、そして罪を犯し、捕まり、平成12年―私が27歳の時に初めて刑務所に行く事になりました。そして翌年出所しましたが、僅か20日足らずで犯罪に走ってしまい2度目の刑務所に行きました。この時は未遂という事もあり、その翌年―平成14年11月の終わりに出所し、それから5ヶ月後にはまた捕まり3度目の刑務所。平成17年4月に出所し、そして3ケ月後にまた捕まり4度目の刑務所。平成20年3月に出所し、それから今回の事件を2ケ月後に犯してしまいました。
 今回で5度目の懲役生活です。これらの事件は、全てバカラをやりたいが為の身勝手極まり無い犯行です。
 私自身、なんでバカラを止める事が出来ないのか?なぜ事件を起こすのか?捕まる度に思うのですが、刑務所を出て来ると止められなかったのです。-本当に私はこれを最後にして、今まで迷惑を掛けて来た人にお詫びをしたいのです。その為、次こそ『現実世界で生きる訓練』を始め、社会復帰を目指して行きます。
 Bさんからの手紙にあった様に、かなりの時間が掛かると思いますが、色々な事、困難に負けず、ギャンブル依存症の治療を受け、更生の道を歩んで行きます。その為の第一歩に、これらの手紙のやり取りがなれば幸いです。今、私は36歳で出所の時は39歳です。本当にこれを最後にしてバカラを断ち切らないと、残りの人生ずっと刑務所になると思います。私はそんな生活、人生は望んでいません。逆にバカラを止め、ずっと外で生活をしたいのです。
 今までは出来なかった、止められなかったですが、今の私には、大石クリニックという強い味方が出来ました。ここは私の希望の光です。
 ここを探して頂いた加藤弁護士、また病院の院長先生、そして職員の皆様方には大変感謝しております。これからもどうぞよろしくお願い致します。
 これからは先ずは、自分の犯した罪を償い、反省し、今後の事を考え、生活をして行きます。
 私は刑務所(初めての)に行くまでの27歳頃まで阪東橋に住んでいました。その時に大石クリニックを知っていたらと思います。そうすれば、こんな事にはならなかっただろうと考えますが、過去を変える事は出来ないので、希望のある未来を考え生活をして行きます。

 今日はこの辺にて失礼させて頂きます。色々として頂き感謝しています。有難うございます。また手紙を書きます。では失礼します。
草々

平成21年2月22日〔日〕 A

追伸
 自分の手紙を又こちらに送って頂くと、自分が書いた時と違い、第3者の目でよむ事ができますね。もしお手数でなければ、これからも送って欲しいです。そうすれば客観的に自分を見つめなおす事が出来ると思います。出来ればで良いのでお願いします。
 又、ホームページへの掲載も構いませんので、乱筆、乱文、どうかご容赦下さい。

補足として、刑務所からの手紙の発信について説明したいと思います。
私は、1月30日〔金〕受刑者となりました。今は東京拘置所ですが、これから他の刑務所に移送となります。
手紙の発信ですが、現在は月に4回、月曜日が発信の日です。発信する曜日は施設によって違いますが、ここ東京拘置所では月曜日です。その為、手紙を受け取りましても、直ぐに返事が書けない事もあるかと思いますが、このような理由の為、どうか御容赦下さい。  
発信に関しては、便箋7枚、月4回の発信などの制限がありますが、私が受け取る手紙、つまり受信については制限はありません。便箋何枚でもOKですし、受け取る回数なども制限はありません。
以上が刑務所での手紙についてです。何か分からない事があったら何でも訊いて下さい。・書ける範囲で説明しますので。
本当に色々と有難うございます。これからもどうかよろしくお願いします。

Date: 2009/02/27/14:52:47 No.233

無題

かつ E-Mail
彼は8日前に受刑者に成りました。手紙まだ来ない 心配です。発信日も8日だと二回位来てるはずなのに

Date: 2010/07/28/18:49:27 No.550